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人生には生きることが辛い日もあります。 生きることが辛いと思うことはだれにでもあります。 少しでもお役に立てればと思い、辛さを乗り越えるための対症療法と、根本療法についてお話しします。 人生を楽しむコツです。
生きることが辛いとは辛い何が辛いか、人それぞれですが、人生は長いですからいろいろ辛いことがあります。何が辛いですか? 仕事、恋愛、近所付き合い、夫婦喧嘩、同僚、 上司、部下、給料、健康、・・ 生きることが辛いことは色々あるでしょう。 生きて行く上で「辛い」というのは、肉体的な場合もありますが多くの場合は精神的に辛いことです。 我慢できないほど苦しい 苦しくて耐え難い 対処することが難しい 態度が冷たく恨めしい 冷酷、非情に扱われる 人の気持ちを考えてもらえない 等々色々の辛さがあります。 なぜ辛いと思うのですか多くの人は、「皆さんほど恵まれていないこと」に辛さを感じられているようです。友達はみんな愛する人がいるのに自分にはいない。 給料がみんなより安い。 皆は子供までいるのに自分は結婚もできない。 しかしよく考えてみてください。 皆が何々だからという理由でなぜ辛いのですか。 例えば通勤の時、駅まで平均18分が多いとして、あなたが16分なら辛いのですか。20分なら辛いのですか。 30分だってかまわないでしょう。 平均値というのは数字の上の事です。 それより少ない人もたくさんいますし、それより多い人もたくさんいます。 平均値に等しい人はごくまれにしかいません。 皆がどうだからと言って、あなたが悔やむことはありません。 皆の在り方と同じようになりたいと考える必要はないのです。 あなた自身の存在でよいではありませんか。 生きることが辛いと思う時の対症療法自分を否定しないこと生きることが辛いと思った時は、自分の存在を自分で認めることです。辛いながらもよく頑張っているな、と自分をほめましょう。 良くここまで辛抱してきたものだと褒めるのです。 既にその原因と解決方法については挑戦しておられることと思います。 でもその結果が思わしくないのではないでしょうか。 この時、もう本当に生きることが辛いと感じられているのではありませんか。 でも、でもです。 それならばその状態でよいではありませんか。 恋人がいないなら居ないでも良いでしょう。 給料が安いなら安いでよいではありませんか。 よくここまで頑張ってきたものだと自分の存在を認め、この先に希望を抱いて歩めばきっと改善されます。 逆に、元気をなくしてしまえばますます悪い方向に回って行きますよ。 気持ちを切り替えて、さあ、元気を出しましょう。 知らないうちに自分を傷つけているかも同じことを自分に対して厳しく考えていることがあります。欲望が強いためです。 自分に対してだから欲望が強く、知らないうちに自分を傷つけてしまっていることがあるのです。 例えば、花粉症になったとしましょう。 友達が、「おれ花粉症になったんだ」と言ったら、「大丈夫だよ、薬飲めば心配ないよ」と言われるでしょう。 でも自分がなったときは、そう簡単には片付けられません。 なんで自分だけが花粉症なんだ、みんなは平気なのに、全く辛いよ。と。 あるいは大学受験に失敗した時、友達なら、「また来年頑張ればいいさ」と励ますだけですが、自分が失敗した時はそうはいきません。 人生が終わったかの如くしょんぼりしてしまうこともあり得ます。 他人の場合にはその事実を現実して受け止められるのに、自分の場合にはその事実を感情的にとらえてしまいがちです。 しかも欲望を持ってです。 自分の場合でも、事実を現実として認め、感情的に攻めないことが大切です。 後悔はしないこと後悔と反省は違います。後悔はしないことです。反省は行った方が良いです。 後悔とは、過去に行った自分の行為に対して、悔やみ悩むことです。 いくら悔やんでもどうにもなりません。 あんなことをしなければよかったと悩んでもどうすることもできません。 自分の心を痛めるだけです。 反省は良いことです。 過去の失敗を再び繰り返さないよう、今後の生き方に工夫をこらすことができます。 人はだれでも失敗します。 でもその失敗は今後の人生の糧になります。 反省し、成長することが出来るからです。 後悔しても役に立ちませんが、反省して成長することは出来ます。 そうすれば心が安らかになります。 後悔はしないことです。心を苦しめるだけで何の利益も出てきません。 生きることが辛いと思う時の根本療法生きることが辛いと思っておられる方にお尋ねします。その辛さを見せて頂けませんか? 取り出して見せてください。どんな形ですか。何グラムですか。 いくら辛くても、辛さを取り出して見せることなどできませんよね。 それはあなたの心の中にあるからです。 心が辛いと感じているだけであり、辛さそのものは存在しないのです。 「痛い」というのも同じです。 例えば、私が足首が痛いのだと言いましても、あなたにその痛さは分かりませんよね。 痛いと言うのは心が感じることであり、痛みという「もの」は存在しません。 私の神経が切れるか麻酔されるかすれば痛みは消えてしまいます。 実は、心に感じるものだけではなく、目で見ることの出来るものでさえ実在しないと言われるのです。 そこに在るではないかと言いますが、「実在しない」と言われるのです。 今、そこにあるにはあるけれども、いつまでも変化することなく実在し続けるものはこの世にはないのです。 「生きていることが辛い」と感じておられても、その辛さは実在しないのです。 あなたの心が今そう感じているだけです。 やがて変化してきます。変化しないものは世の中に無いのですからその辛さも変化してきます。 その辛さはいずれ変わってきます。いつまでも辛いことは続かないのです。 どう変化するかはあなた次第です。 より辛くするのもあなたですし、辛さを軽くするのもあなたです。 今現在は辛いと感じておられても、必ずその辛さを軽くすることは出来ます。 辛さそのものは実在しないことに気が付いてもらえれば、軽くできるのです。 給料にしても恋人にしても、対人関係にしてもすべての事は変化します。実在はしていないのです。 人生は一つしかありません。 人生を楽しむコツは、愛と感謝の心を常に持って歩くことです。 後悔したり悩んだりしないことです。 辛さそのものは実在しないと理解することが、「生きていることが辛い」と感じる心を治す根本療法なのです。 |