生きる道
人生を楽しむコツは
好きな道を歩くこと

 
生きる道とはまさに人生そのものです。
人それぞれの生きる道がありますが、その「生きる道」をどう選ぶかは大切なことです。
人生を楽しくするコツについてお話しします。

生きる道とは

生きる道がないとよく言われますが、もっと正確に考えてください。

苦しいことや大きな問題にぶつかってしまった時、その苦しみや問題を解決する手段が見つからないと言うことではありませんか?
そんな時でも生きる道はちゃんとあるのです。
解決手段がないのと、生きる道がないと言う事とは全く違います。

生きる道とは、人が生まれてから死ぬまでに経験したり学習したりして歩む道の事であり、時間の上にあるのです。
私はいまパソコンでこのHPを書いていますが、この瞬間瞬間は人生であり、生きる道なのです。
生きている以上、どんな状態であってもそういう道の上を歩いているのです。生きる道の上を歩いているのです。

生きる道以外の所を歩くには死するより仕方ありません。
生きている以上、生きる道を生きているわけです。
生きているのに、生きる道がないと言われるのはまったく不可解なことです。
再度申し上げますが、問題や苦しみを解決する手段がないのと違いますか。

生きる道とは人生そのものの事です。

生きることは大体において苦しいものであると仏教は教えています。
病気することもなく、老いることもなく、何時も楽しく、無限に生きて行くことはそもそもできない相談です。

私の家の庭に小鳥が時々やって来ます。
花のある時には蜜を吸ったり、熟した果物がある時はそれをつつたりしています。
しかし何もない時は、あちこち探しまわっていますが、やがて飛び去って行きます。

この小鳥を見ていて私が思うことですが、小鳥も生きて行くのに苦労しているのだな、エサがあった時は嬉しいだろうが、無かったら悔しい思いをしながら別の所を探しに行くのだろうなと。
生きて行くために、苦労しながら解決策を探しているわけです。
小鳥に人生はないでしょうが、生きる道はあるのだと思います。

いかにして生きて行くか、それは即ち、どのような人生にするかということです。

人生を楽しむコツ

人生と言う場合、二通りの見方があります。
一つは、年老いてから自分の歩いてきた道を振り返ってみて、全体を評価する人生観の事を人生と言う場合です。
もう一つは、生きる道をいま生きているその時の人生です。

瞬間瞬間の人生を常に楽しくする方法は無いと言ってよいでしょう。
人生山あり谷ありと先人の言う通りです。
楽しい時もあれば苦しい時もあるのが普通です。
これをすべて楽しくするのはちょっと無理な要望だと思います。

人生観としての人生を楽しくする方法はあります。
全体を評価してみた時、自分の人生は楽しかったなと思えるようにするコツです。

それは、
愛と感謝を持って、自分の好きな道を歩くことです。

人を愛し、植物を愛し、仕事を愛することです。
人に感謝し、植物に感謝し、仕事に感謝することです。
さらに、生きる道として、自分の好きな道を選ぶことです。

自分の好きな道であれば、多少の困難があってもすぐ乗り越えられますし、大きな問題であっても取り組む勇気が湧いてきます。
これが好きな道でない場合は、仕事が嫌になり、逃避したい思いを持つことに繋がります。

人を愛するとは、例えば部下を大切に思ったり、上司の思いを汲み取ることです。異性との恋ももちろん大切です。
結婚すれば、妻や子を愛することです。

植物を愛するとは、花や木を見てきれいだなあ、と思うことです。

仕事を愛するとは、今やっている仕事を好きになることです。情熱を傾けることです。

人に感謝すると言うのは、部下や上司、妻や子に有難うと言う感謝の心を持つことです。

植物に感謝すると言うのは、心を癒してくれて有難うと思うことと、コメや麦に対して、おかげで私は生きていけるだと感謝することです。

仕事に感謝すると言うことは、この仕事が無かったら生活にも困るのに、この仕事があって良かったなと思うことです。

「愛と感謝を持って、自分の好きな道を歩く」。これが人生を楽しむためのコツです。



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