人生観とは

人生を振り返る時に思う心
 
人生は生まれてから死ぬまでの時間の積み重ねです。
この人生を振り返る時に、自分が思う心の事を人生観と言います。
単に時系列の事実だけではなく、情緒的に心に描くため人生観は変化することもあるのです。

人生観とは人生を振り返る時に思う心

人生観と言う言葉は色々の概念を含んでいます。
詳細はwikipediaをご覧頂くこととして、ここでは私なりの人生観についてお話しします。

人生観は、人生を観ると書きますが、人生とはその人が生まれてから死ぬまでの間に経験したり学習したりした積み重ねの事を言います。 時間経過に従っていますから、戻ることは出来ません。
観は見るとか考えると言う意味です。
人生をみたり考えたりすると言う意味になりましょうか。

人生を感じ、思うとすれば、自分の人生についてしか感じることは出来ません。
他人の人生と言うのは、その他人についての情報によって推測するわけですから、自分の心で思い出し考え、感じることは出来ないのです。
ですから人生観は自分の人生についてしか正しく感じ取ることは出来ないのです。

しかし、人生は時間の経過によるものではありますが、人生を振り返る時、実際に経験してきた事実と異なったことを感じ取ることが多くあります。
さらに、人生観は変化することもあります。
人生を振り返る時に、人はコンピューターではありませんから、情緒的要素を入れながら思い出し感じるのです。
このため必ずしも自分の人生に忠実に思い出すことが出来るとは限りません。
自分の心の在り方によって、同じ自分の人生を別の評価としてしまうことが多いのです。

このため、例えば50歳の時の人生観と、60歳になってからの人生観は異なる可能性もあります。
同じ人生を心の在り方によっては別の評価としてとらえやすいのです。
50歳の時には忙しい忙しいの真っ最中であり、心に余裕がなく、自分の人生を悲観的に見るかもしれません。
しかし60歳になって仕事にも余裕が出来てきますと、ああいい経験をしたな、あの頃は忙しかったけれども楽しかったよ、と思うことが出来るかもしれないのです。

人生を振り返る時の心の状態によって、自分の人生観が変化することもあるのです。
単に時系列の事実を並べるだけではなく、情緒的に心に描くためです。
人生観とは、人生を振り返ることに間違いはありませんが、人生を振り返った時その人生をどう評価するかはその時の心の在り方によって異なってくるわけです。
その時の心がどう思うか、どう認識するかにかかるため、人生観は変化することもあるのです。

人生を楽しむコツ

人生を楽しむと言う言葉には二通りの意味があります。
一つは生きている毎日毎日のその瞬間において楽しみながら生きて行くと意味です。
もう一つは、ある程度年月を経てから自分の人生を振り返ってみて、良かったなあと楽しむと言う意味です。

毎日毎日を楽しみながら生きることについては確実な方法は無いと思います。
人生山あり谷ありです。
楽しい日もありますが、必ず悲しい日も辛い日もあるからです。
親が亡くなったとか病気になったとか辛い日も必ずあるのが人の世です。

人生観として、過去の人生を振り返り、心に思い描くとき、楽しい人生であったと思えるコツはあります。
全体を見渡して総合評価した場合、楽しかったと思えるようにするコツです。

そのコツをお話ししましょう。

若いうちに自分の「好きな道を歩く」と決めることです。
そのための準備が必要です。
努力も必要です。
そうしてその決めた道、自分の好きな道を一筋歩むことです。
自分の好きな道であれば、困難も乗り越えられます。
そうして人生観として楽しい人生であったと思えるのです。

私の例をお話しします。
私は電気の事が好きでしたので、高校の時、電気の道に行くことを決めました。
そのため電気工学を学ぶべく大学入試のため努力しました。
そうして電気の会社に就職し、電気の設計と言う夢に描いた仕事に就きました。
仕事は楽しかったですが、難しい問題も出てきます。
しかし好きな道であり、努力したからこそ、その問題を乗り越えることが出来たのです。
77歳の現在になってその人生を思う時、自分の人生は楽しいものだったと思えるのです。
苦労も努力も楽しい思い出となりました。



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