近所付き合いは挨拶から
人生を楽しむ秘訣

 
近所付き合いはまず挨拶からです。引っ越してきたなら必ず近所には挨拶しましょう。
毎日の生活で近所の人と会えば一言挨拶しましょう。簡単なことですがこれは人生を楽しむ秘訣の一つです。
そうしているうちに近所の方と仲良く出来るようになります。

近所付き合いは人生を楽しむ秘訣の一つ

近所付き合いは挨拶から

一戸建てであれ、マンションであれ、隣近所の人とは仲良く付き合いしたいものです。
長い人生を楽しむには、毎日をできるだけ気分よく過ごしたいです。

朝、一歩外に出てまず会う人は近所の人です。
近所付き合いが悪いと、その瞬間から気分が悪くなります。素知らぬ顔をしたり、顔を背けたりしなければなりませんし、いやな気分になってしまいます。
近所付き合いが良い場合は、「おはようございます」の挨拶がどちらからともなく一言交わされるだけで気分はすっきりします。

近所付き合いをよくすることは大げさではなく、本当に人生を楽しむための必須条件なのです。

近所付き合いを良くしようと考える前に、人としての在り方を知らねばなりません。
人は、一人では生きていけないのです。
多くの人や、多くの物とともに共存しているからこそ生きていけるのです。
多くの人と共存するためには、その人々と仲良くしなくてはなりません。
会社に行っていれば会社の同僚や上司、部下やお客様、遊びに行っているならバスの中で一緒になった人や友達などとも仲良くしなければなりません。
あらゆる人々と仲良く付き合うことが必要なのです。
ですから、近所の人とも仲良く付き合いすることが必要なのです。

近所付き合いをするのには、何と言っても挨拶が大切です。
引っ越してきたならその時に挨拶が必要ですし、毎日生活しているなら会うたびに言葉を交わすことです。
これだけで近所付き合いは出来るのです。

引っ越してきたときの挨拶

引っ越して来たときは必ず挨拶回りをしておくのが良いです。
しかし難しく考えてはいけません。
昔から言われるように、向こう三軒両隣です。
ただ、その地域により、何らかのしきたりがあることが多いです。
私の家の場合なら、自治会の下に組があり、組の中に班があります。
そのため私の家は班長の世話になっているわけです。
マンションなら、管理人かもしれません。
引っ越して来たばかりの時は、どういう仕組みになっているのかも分かりませんし、近所の方の名前も何も分かりません。
ですから、最初にとにかくお隣さんの所へ行って挨拶することです。

お隣さんで、「私はどこどこから来た、○○というものですが、今度引っ越してまいりましたのでよろしくお願いします」。「つきましては大変申し訳ないのですが、この地域のしきたりなど教えて頂けませんでしょうか」と尋ねてみることです。
私の家のすぐ隣に数年前に引っ越してこられた方があります。
2階建ての新築を作られ、トラックで荷物を運びこまれました。
そうしましたら、まだ荷物も解かないうちに、私の家に来られてタオルを一本渡されて、そのように挨拶されたのです。

ちょうど私が班長をしていましたので、若干の説明をし、「では、ご近所の方のお名前もお分かりになられないでしょうから、私がご案内しましょう」と言うことで、数軒の家を一緒に廻りました。
引っ越してこられたその方は、すでにノシのついた数本のタオルを用意されていましたので、ことはスムースに運びました。
それ以来その方は、私とも、近所の方とも仲良くされています。

逆に、一つ班が違いますがつい最近、そこでの話として、「引っ越してこられたのだけど何の挨拶もなく、何と言う方かもわからないのです」とそこの班長が私に愚痴をこぼしておられました。
その家の前を通ってみましても、なるほど表札もありません。
どのようにして生活されているのか、よそ事ながら案じています。

近所の人との普段の挨拶

私は庭いじりが好きで、道路に面した小さな庭でよく仕事をしますが、通られる大抵の方がお話をされて行かれます。
「きれいになりますね」などと言われる場合が多いですが、「つつじの刈込はどうすればいいでしょうかね」とか、松の緑摘みの方法など聞かれる方もあります。
今度の祭りの準備について立ち話で相談されることもありますし、病気の話などになったりもします。

天気の事は非常に良い挨拶になります。
「今日はさむいですね」とか、「雨になりますかね」などです。

こういう普段の挨拶において、調子を合わせることは大切なことです。
こちらが「今日は天気はいいですね」と言った時、相手が「午後から雨のようですよ」と否定的な返事を返されたとしましょう。
その場合、自分は晴れだと思うのに相手は雨になると言っているのですから意見が違うわけです。
調子を合わせることが大切だと言いますのは、その場で議論しないことです。相手の主張に賛同するのが良いのです。
「あっそうですか、私、天気予報見てなかったのですが、午後から雨なのですね」と返せばよいのです。
どうでもよいことで喧嘩してはいけません。
非常に大切で重要な事ならば自分の意見をきっちり述べるか、また今度話し合いましょうとか反論も必要ですが、晴れであれ、雨であれどうでもよいことなのですから、議論しないことです。

事の重要性を考えて、調子を合わせた方が良いなら、瞬間的に相手に合わせるのが近所付き合いをスムースにするコツです。
同じことで、すぐ近所の方で耳の具合があまり良くない方が居られます。
補聴器を付けておられるときは良いのですが、そうでないときには話がかみ合わないことがあります。
こちらはある事柄について話をしているのですが、その方は別の事を話しされます。
その時に、その方の話に合わせて耳元で大きく返事を返すことです。けっして、私はこういう話をしているのだと主張しないことです。

特別な近所付き合い

一般的な近所付き合いは挨拶や立ち話でよいのですが、中には親友のようになる場合があります。

近所の方で祭りの指導者として私と一緒に苦労しておられる方ですが、まるで親友のようにお付き合いさせてもらっています。
庭で採れたからと言ってゴーヤを一抱えも持ってきてくださったりしますし、私もキュウリが採れたからと言って持って行ったりします。
その方も庭が好きで、私よりも技術は上だと思いますが、完成したから一杯やろうやと誘われました。
その方の出来立ての庭を見ながら二人でとことん飲みました。
色々の料理まで用意されており、私もちょっとだけぶら下げていきましたが、遠慮も何もありません。
飲んでしゃべって一日過ごしました。
そういう近所付き合いになって行くこともあるのです。

人生を楽しむ秘訣 ― 近所付き合い

どの方とも仲良くすることは心の健康に良いです。
仲良くしてもらえることに感謝しなくてはなりません。
毎朝近所の人と「おはようございます」と声を掛け合うことが出来ることは有り難いことです。

人生は長いです。
近所付き合いを良くすることは人生を楽しむ一つの秘訣なのです。



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