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感情感情とは、人などの動物がものごとや対象に対して抱く気持ちのことです。喜び、悲しみ、怒り、諦め、驚き、嫌悪、恐怖、愛などがあります しかし本当に愛する人に対する感情を言葉で言い表すことは私には出来ません。 感情とは生活文化においては、単に「情」とする事もあります。他人の感情を深くくみ取り、それに伴った感情を涙を流すなどの行動や態度に表すほどに心が豊かな事を「情に厚い」と言います。 「情に厚い江戸っ子気質」などの語句に使用されます。 一般に人間は感情を抱きますがが、人以外の哺乳類も、感情があると推測されています。 私の家のワンちゃんも感情を持っているように思われます。 いつも可愛がっている親が帰ってくると、部屋中ぐるぐる回りながら喜びますが、私が近づいても尻尾を振るくらいでそれだけは喜びません。 ただ、散歩に連れて行くときのリードを持ってくると、嬉しがって動き回り、リードをはめるのに苦労します。 ちゃんと分かっていて、喜びを持ち、表現しているのですから、感情はあると私も考えます。 しかし、比較認知科学的は研究が始まったばかりであり、動物のその行動は、感情ではなく、刺激と行動の相関関係が観測されているにすぎないと言う説もあります。 本当に愛する人に対する感情本当に愛する人に対してどのような感情を持っているかと質問された場合、私は本当のことを言って説明が出来ないのです。ただこの人が好きだ。 絶対離しはしない。 どれだけお金をくれてもそんなものはいらない。お金と引き換えにできるような人じゃない。 いくら愛していると言っても、どれだけ愛していると言っても、とても言葉では言い表せないほど本当に愛している人なのだ。 一緒に死のうと言うことになればもちろん一緒に行きます。 世の中にたくさんの女の人が居るのはこの目で見えますが、どの人も本当に愛している人、貴女ほどの人は居ません。 どこが可愛いかですって? つぶらな瞳とか、ぱっちりした目とか、そういう部分的なところが好きなのではありません。貴女を愛しているのです。 いくら言葉を並べても、思いつくせるだけの言葉を並べても、本当に愛する人を愛しているこの感情を言葉では表現出来ません。 でも、しかしです。 私のこの心に抱いている愛の感情は、きっちり彼女に伝わっているのです。 本当に愛する人には、「愛しているよ」などと言う必要はないのです。 愛の感情は心から心に自然に伝わるのです。 彼女の私に対する感情も、私にはよくわかります。 何も言ってくれなくても本当にわかるのです。 本当に愛する人どうしの心、その感情は心から心に伝えられるものだと思います。 その感情を私には言葉で表現することは出来ないのです。それでも伝わるのです。 感情の区分精神医学・心理学では感情と気分を区別することがあります。感情の方が気分より一時的なものを示していますが、両者を区別せずに使用する場合もあります。 脳科学的には、感情は大脳の表面や深部で認識され、身体と密接な相互作用があると考えられています。 また感情と思考や認知は、たとえその人が意識にのぼらせなくても、無意識として密接に関係し合っているのです。 生理学的には、感情は身体感覚に関連した無意識な感情と、意識的な感情とに分類されます。 意識的感情は、大脳の表面や前頭葉が関与しており、無意識感情は、脳の中心の方や自律神経系、内分泌系、骨格筋などの脳の外の組織も関与していると考えられています。 しかし、感情も情動についても別の意見もあります。 たとえば我々が恐怖を感じるとき、同時に脈が早くなり、口が渇き、手に汗を握るのを感じます。 恐怖を感じているのは皮質であり、末梢の反応を起こすのは皮質下です。 しかし感情について考えるとき、両者を切り離して考えることはできないのです。互いに相互関係を持っているわけです。 感情の種類感情にはどのようなものがあるのか一覧にしてみます。
部首が「心」で感情を表す漢字忌 (いむ) ・忍 (しのぶ) ・怒 (いかる) ・恐 (おそれる) ・恥 (はじらう) ・恋 (こい) ・悲 (かなしい)愁 (うれえる) ・慕 (したう) ・憂 (うれえる) ・怪 (あやしむ) ・怖 (こわい) ・悔 (くやむ) ・恨 (うらむ) 惜 (おしむ) ・悼 (いたむ) ・愉 (たのしむ) ・憎 (にくむ) ・憤 (いきどおる) ・懐 (なつかしむ) 等々。 表情感情は表情や仕草となってあらわれます。表情は非言語コミュニケーションの一部となっています。 表情は自律的に働き、訓練しないと意識的にコントロールできないものです。 またヒューマン・ユニバーサルな性質であり、どの文化でも基本的な表情は共通しています。 進化的な視点からは、コミュニケーション信号は他個体を操作するために自由にコントロールできる方が有利であると考えられますがが、そうなっていません。 アモツ・ザハヴィのような一部の生物学者は、正直に自分の感情を伝えることがもっとも利益を得られるからだと考え、ハンディキャップ信号の一種ではないかと主張していますが、実際にどのような利益があるのかは明らかになっていません。 感情が冒される疾患や状態感情・気分が冒される疾患の代表的なものは気分障害(うつ病、躁うつ病、躁病など)です。うつ病では抑うつ気分(落ち込んだ、疲れた、元気のない、悲しい、泣きたいような、嫌になる、死にたい、絶望的)を呈しますが、躁状態では気分が爽快になり、元気で、活気にあふれており、自信満々、動き回りたいなどの気分を呈します。 重症になると攻撃的な気分や怒りが前面に出てきます。 しかし抑うつ気分を呈する疾患はうつ病だけではありません。 適応障害、統合失調症、摂食障害、パーソナリティ障害など様々な疾患に合併することがあります。 また、精神疾患に限らず、健康な人でも一時的に抑うつ的になることはよくあることです。 感情に作用する薬物抗うつ薬:抗うつ薬はうつ病、うつ状態の治療薬であり、落ち込んだ気分、意欲低下などを改善します。抗不安薬:ベンゾジアゼピン受容体に働くことで、不安を取り除く作用があります。 違法な薬物である覚醒剤は、脳のドーパミン系を強く興奮させることで快の気分を発現します。 しかし同時にドーパミン系神経の異常を来たし、様々な副作用・後遺症をもたらします。 その他にも、アルコール、ステロイドなど様々な薬物が感情に作用します。 情動感情と情動「情動」は、英語affectの訳語であり、元来の日本語の用法とは異なっています。情動とは、心理学用語で、怒り、恐れ、喜び、悲しみなど、比較的急速に引き起こされた一時的で急激な感情の動きのことを言います。 比較的短期の感情の動きの場合に用いられます。 専門用語としては学問ごとに意味が異なる場合があります。 主に「興奮」が中心的ですが、「不安」「快不快」も情動として扱われます。 一般的な「怒り」「喜び」「悲しみ」を情動とするか、感情とするかは、心理学、脳科学、医学、認知科学、それぞれの立場により異なるのです。 人間の感情はきわめて複雑であり、簡単に区別・分類できるものではありません。 ただし、「基本的には食欲や性欲など本能的な欲求にかかわる感情と、人間が独特にもっている尊敬や慈しみなどの感情に大別することができる」とされることはあります。 専門用語としての「情動」は、人間的な感情とは区別して考えられています。 情動を構成するものは「快情動」と「不快情動」であり、食料を得るための「接近行動」は快情動、敵に対する「攻撃行動」や「回避行動」は不快情動によって引き起こされるものであって、生物として生存するためにきわめて重大な役割を持っています。 情動の原因を何とするかについては、学問において議論が交わされてきた歴史があります。 ・ジェームズ・ランゲ説:身体変化の認知が情動を生むという説。 ・キャノン・バート説:中枢起源説。 ・シャクター・シンガー理論:情動は身体反応とその原因の認知の両方が不可欠とする説。 大学生に興奮剤のアドレナリンを投与して実験してみました。 実験の結果,身体反応が同じでも、状況によって喜び、怒りは異なることをがわかりした。 すなわち、感情は身体反応の知覚そのものではなく、身体反応の原因を説明するためにつけた認知解釈のラベルであるとされたのです。 |