ノイローゼ
・・本当に愛する人

 

ノイローゼと言う言葉

ノイローゼと言う言葉はほとんど使われなくなり、神経症と言われるようになりましたが、さらに細かく分類されるようになりました。
私の本当に愛する人がそのノイローゼにかかってしまったのです。

「ノイローゼ」と言う言葉はドイツ語であり、Neuroseと記されます。
以前は軽い神経的病気の事を一般に「ノイローゼ」と言っていましたが、最近はこの用語は使われなくなったようです。
「ノイローゼ」は精神医学用語としての神経症を指し、感情に問題があり比較的軽度な状態を含んだ総称的な診断名ですが、診断名としては、含める幅が広すぎると言う理由で現在では廃止されているのです。

一般の人が「ノイローゼ」と言う場合はもっと広い意味に使われる傾向があります。
例えば「気分が落ち込んだ」とか「あることに悩んでばかりいる」状態をもノイローゼと言ってしまうことがあるなどです。

ノイローゼは、医学用語としては、「神経症」を示すと言われ、その「神経症」とは、精神医学の伝統的な用語で、不安などの不適応行動を特徴とし、入院するほど重篤ではない場合が多い状態とされています。

所がこの神経症と言う用語も1980年ころから使われなくなり、「神経症性うつ病」の多くは「気分変調性障害」に含められました。
また「不安神経症」を、「パニック障害」と「全般性不安障害」に分離され、「強迫神経症」は「強迫性障害」となりました。
このように症状に応じて細分化され、ノイローゼはもちろん、現在では神経症の語は用いられなくなっています。

かつての「神経症」と言う言葉は、「精神分裂病」や「躁うつ病」をも含み、身体的な異常によらない「精神障害」全般を示していたのです。
このため、上記に述べたように、それぞれ区分されるようになったのです。

神経症にあたるドイツ語はノイローゼ(Neurose)であり、診断には次のような点が考慮されました。
 ・身体疾患による所見が除外されること。
 ・精神病ではないこと。(精神病とは妄想や幻覚を特徴とするものです)
 ・心因性であること。
 ・面接や検査によって、明らかに症状が確認されること。
要するに、身体はどこも故障していないのに、精神病と言うほどではないが、何か症状がみられる場合を、みな「神経症」すなわち「ノイローゼ」としていたわけです。
詳しくは下記をご参照ください。

ノイローゼ    神経症

私の本当に愛する人がノイローゼに

文通で知り合い、交際していた私の本当に愛する人がノイローゼにかかってしまったのです。

結婚の約束までした本当に愛する人でしたが、結婚を待ちくたびれてノイローゼになったのです。
事情があり、すぐには結婚できなかったのですが、母親は娘がノイローゼになって精神病院に入院していることは私にひた隠しにしておられました。
文通が続いていましたが、全て検閲が入っていたのです。

私はそんな事は知らず、普通に手紙のやり取りをしていましたが、いつもと少し違うような気がしてよくよく見てみますと、暗号が記されていたのです。
今精神病院に入れられていると。

まさか本当に愛する人が入院しているとは知りませんでしたからびっくりです。
暗号には住所も入っていましたので、さっそく行ってみました。
病院の先生は、原因が結婚の心配から来ているものであり、会うことは良いことだろうと判断され付近を一緒に歩くことが出来ました。
彼女は私の訪問で快方に向かい、間もなく退院されましたが、母親はひた隠しにしていたはずなのに、どうして私がこのことを知ってしまったのか不思議がっておられました。
でも私は暗号の事はお話しせず、結局回答しないままにしてしまいました。



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