文通
・・本当に愛する人

 
文通とは、遠く離れた人と手紙を通じてコミュニケーションを持つことですが、近年では電子メールなどでのやり取りも文通に含められることもあります。
また文通から始まり、親しく交際したり本当に愛する人となる場合もあります。

文通とは

文通についてはwikipediaの文通にかなり詳しく書いてあります。
読んでみますと、良く言い当てている思います。実にその通りです。
その内容をかいつまんでここに書いてみます。

文通の目的は、読み書き能力の向上、友人作り、外国文化の学習など人によって様々であり、プレゼントを交換したり、実際に会ったりする場合がある。
情報伝達の手段が少なかった時代には一般的な文化であった。
電話の普及により少なくなり、さらに電子メールなどに変わってくることが多くなった。
文通の利点は、お互いのペースでできることや文字から人柄を窺える(うかがえる)ことなどもある。
通信事情の悪い地域でも十分交流を図ることができる。
しかし手紙による文通は個人情報の悪用に注意する必要がある。
このため、ある程度電子メールでやり取りしてから手紙による文通へ移行するケースが多くなっている。
文通相手を探すには、以前は雑誌の文通コーナーなどを利用する方法が中心であり、探すには資金や手間が必要だった。
しかし最近はインターネットが普及し、誰でも簡単に相手を探すことができるようになった。
文通相手は英語でペンパル、ペンフレンドと言う。

大筋として、このように紹介されています。

私の文通の始まり

私は高校の終わりころは、大学受験のために必死に勉強していました。
受験のための雑誌として、「蛍雪時代」という月刊誌がありました。
この「蛍雪時代」はインターネットなどない時代には、受験生にとっては最高の情報源でした。
各大学の受験要項や学部や学科の情報など様々な情報が書かれており、大学を選定してり、そのための勉強方針など事細かに載っていました。

毎月購入していましたが、この雑誌には、一休みしましょうというコーナーもあり、短歌の投稿などもありましたが、文通希望者を募集するページもありました。
ここに募集を希望する人は住所氏名を記載することが出来るのです。

私は募集する側として掲載したことはありませんが、毎日勉強ばかりで精神的にもつかれていましたので、その募集者に応募してみました。
募集している人の大方は男性なのですが、中には女性の名前もちらほら出ていました。
どうせの事ならと思い、その中の一人の女性に手紙を出してみました。

私はとても字が下手で、読んでももらえないかもしれないと思いながらも、まあ、物は試し、と言う程度の思いで出してみたのです。
ところが、しばらく経ってから、返事が来たのです。
あなたと文通することにしますと。

びっくりしました。
まさかOKが来るとは期待していませんでしたから、嬉しかったですね。
それから志望大学の事や、勉強の様子など手紙で交流することが始まったのです。

文通の行くえ

wikipediaは実によく言い当てています。

だんだんに親しさが増し、ついには写真の交換に至りました。

写真の交換が出来たら、今度は本当に会ってみたくなってきたのです。
一度会ってみてからは、また会いたいと思うようになり、互いに付き合う夢を持つようになりました。
遠く離れていますからなかなか会うことは出来ませんが、交際したいと言う気持ちになってきて、文通と言うよりも恋愛に発展して行ったのです。

そうしてついには「本当に愛する人」にまでなって行ったのですが、結婚を目前にして、突然その本当に愛する人が亡くなってしまわれたのです。

若くして、病気で突然亡くなられたのです。
私のショックは大変なものでした。
一生のうちで一番大きな打撃だったと思います。

私の文通はこうして終わりとなったのです。



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